2016年03月16日

現代の生活習慣病と化している

心の病が流行し、それが日本社会の中で当然のように蔓延している事実が出来始めてからどのくらいの時間が経ったでしょうか?
不安定な雇用情勢、激しい角質を生むことになる人間関係、利益と生産性を重視した資本主義体制、そんな社会の中で心をすり減らして身を粉にして働きづめている人に対して、企業側としてはその更に上へ上へと成果を求めがちです。

それまでにどれだけのストレスを抱え、そしてやらなければならない仕事をこなしてきた人に対して、その倍以上の苦労を背負い込んで追い込んでいく企業というのはそれほど珍しいモノではないでしょう。

ですが度重なる精神と肉体の負担、感情を押し殺してその感情を呼び起こそうとする罵詈雑言ともいえる言葉の凶器、連続してそんな状況に追い込まれればその人の心が教養を遥かに越えたストレスに苛まれることになるのは目に見えています。

これは学生時代に聞いたとある医師の話になりますが、ようやく医師免許を取得して研修生として活動を始めたその人は、職場となる現場で度重なる虐めや嫌がらせを受けることとなります。
突然の呼び出しに反応して出勤するも呼んでいないといわれ、実習中に心を貫く言葉の槍が貫いて精神が追い込まれていき、その人は徐々に製品の均衡が保てなくなるぐらい、精神バランスが安定しなくなります。

そんなある日、その人は死体解剖の際に突如として死体の耳を切り落として壁に貼り付けるという行動を起こします。
一同が呆然としている中でその人は平然と笑っていたそうです。

度重なるいじめとストレスのはけ口として扱われた結果、精神を病んでしまって意思としてスタートしたばかりの人生に幕をやむなく下ろし、その後治療をしているという話もあります。
心の病、ストレスなどの日常生活に起きる僅かに心を侵食するそれはやがて表立って『うつ病』と呼ばれるようになります。

今の日本社会ではうつ病と言う単語を聞かない人はほとんどないといってもいいほど、誰もが一度はうつ病になった経験があるのではと言われているような、国民性生活習慣病のように扱われるようになっています。

それだけ精神的に疲弊することが連続する毎日を送っている人が多いのかもしれません、そしてこのうつ病は年齢を問わず発症していることも特徴の一つでしょう。

ここではそんなうつ病について考察していきます。




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posted by 間島 at 23:37| Comment(0) | うつ病 | 更新情報をチェックする
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